スマートフォンと比べて綺麗なボケ味が出せる一眼レフ。
SNSなど一眼レフで、撮影した写真を見てると綺麗な背景ボケをしている写真を見ると思います。
写真って、背景がぼけているだけでプロが撮ったかのような写真に見えます。
そんな写真も一眼レフなら、設定さえ上手くできれば初心者でも簡単に背景をぼかした写真を撮ることが可能です。
下の写真も一眼レフで撮影したものになります。
このようなのは、比較的ぼかしやすい写真となります。
一眼レフを使って背景をぼかすテクニック
一眼レフを使って、カメラ側の設定をオートで撮影したとして、誰が撮っても背景がぼけるわけではありません。いくつかのテクニックがあるので順に紹介していきます。
1.F値(絞り)を下げる
Canonのカメラを使ってる人は撮影モードをAvモードにしてください!
AvモードはF値を手動で設定しシャッタースピードなどはカメラに設定を任せるモードです!
このF値の数字が小さくなるほど、ピントの合う範囲が狭くなり背景もぼけやすくなります!
逆にF値の数字を大きくするほど広範囲にピントを合わせることができます!
集合写真など人が複数人撮影したいって場合にF値を下げていたら、一人の方にはピントが合っているけど、もう一人にはピントが合っていないということもおきてくるので上手くF値を使いこなせるようにしましょう!
F値を調整するのはボケだけではなくF値が小さいほど明るく撮れます。F値11では手振れして撮れないって場合でもF値を限界まで絞って撮影すればシャッタースピードが早くなり手振れを起こしにくくなります。
カメラを始めたばかりって人は撮影モードをカメラにフル任せにするよりはAvモードでF値の調整だけでもするようにするのがオススメです!
上の1枚目が35mmf/11で撮影した画像です。
下の2枚目が35mmf/2.8で撮影した画像です。
焦点距離も撮影場所も変えてないのですがF値を変えるだけでここまで変わります。
この写真は単焦点レンズといい、この記事の下のほうで少し触れますが、F値を低くできるレンズなためF2.8などといった数字です。
キットレンズを使っている方などは、F4.5~5.6位のF値になると思います。
2.被写体との距離感
被写体、ピントの合ってる部分はできるだけ近づいて、ぼかしたい部分は被写体より離れてるほうがぼかしやすくなります。
例えば屋内では撮りたいものと壁との距離が十分に取れないことも多いかと思うので、屋外の方がぼけやすいってことになります。屋内で撮るって場合も出来るだけ壁などから離れて撮るなどすればいいかもしれません
3.望遠レンズを使う
2.被写体との距離感でも説明したように被写体は、近いほうがぼけやすいのですが、自分は被写体に近寄らず一歩引いてズームすることによって更にぼけやすくなります!
ズームとは、焦点距離のことを指していて、広い範囲を撮ることが可能な広角側。狭い範囲を切り取って撮影する望遠側。とあります。
背景をぼかしたい時は、被写体から離れたとこからズームして望遠側でとれば背景をぼかしやすくなります。
ちなみに、逆バージョンで背景をぼかしたくない場面では、広角側で撮ればぼけにくくなります。
キットレンズの標準レンズで一番ズームした状態、望遠側で撮るだけでも引いた状態、広角側で撮るよりも全然ぼけやすさが変わってきます。ダブルズームキットなどを買っており望遠レンズも持ってるって人はそれを使えばびっくりするほどぼけるので試してみてください!
上の2枚目がズームレンズを一番引いた状態で撮影した画像です。
下の2枚目が望遠レンズで撮影した画像です。
この2枚はカメラの設定は何も変えず立ち位置を変えて自分が後ろに下がって撮影しました。望遠レンズで離れてズームして撮影するだけでこんなに写真が変わります。
更にぼかしたい場合
上の方法で背景をぼかすことはできますが、それでは物足りなく更にぼかしたいって人は単焦点レンズをオススメします。
単焦点レンズとは、その名の通りズームすることができず、50mmなら50mmで焦点距離が固定なため、自分の足を使って、被写体に近づいたり離れたりとすることが必須となります。
ズームレンズに慣れてる人はなかなか不便かと思うかもしれませんがF値の最小が1.8っていうレンズが1万円ほどで買えます。
ズームができないという不便さの代わりに、大きなボケとキレのいい高画質を手に入れることができます。
また、値段は張りますが最小F値1.4なんてレンズもありプロが撮ったかのような写真が撮れるようなレンズもあります。
まとめ
背景をぼかしたいときは、F値を一番小さく、被写体に近寄るか、レンズをズームして望遠側で撮る!これを実践すれば、初心者でも簡単に綺麗な背景ボケした写真を撮ることができるようになります。
難しい設定なども特に必要なく、慣れれば誰でもできることなので実践してみてください!